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2022年3月19日土曜日

スケッチを清書したらウマくいかなかった話

 前回の投稿で馬をたくさんスケッチしたのを載せましたが、スケッチを元にして絵を仕上げてみようと思い立ったわけです。



これとかいいんじゃないですか。横向きだし基本っぽい立ち方をしている…
でもスケッチから絵を仕上げることって今まであんまりなくて、スケッチはそもそも実物とか写真を見てそのままの姿を「捉える」ことを目的にしてるので、どんな風に仕上げるかとか考えたことなかったんです。
なので、とりあえず、リアルさを残せるアニメ塗りっぽくしてみることに…



おやおや…?
なんかおかしくない?
なんだろうこの「無」感。
なんだか着地点の見えない謎の絵になりました。




何がいけなかったんだろうか。スケッチを元にしないで写真を元にもういちど馬を仕上げてみます。元の実物のどこを拾ってどう表現したいのか、考えながら…


仕上げる前提で描くときのラフは、こう。




自分なりに気に入るデフォルメの仕方を探ってみました。
馬というテーマは古今東西たくさんの人が試しているので、なかなか斬新な描き方というのは見つからない物ですね…
馬の目は割とアニメみたいに描き込みして綺麗な感じにした方が雰囲気出るんじゃないかと試してみましたが、


私の他の小動物の絵との釣り合いを考えるとこれくらいがベストかもしれません。



脚の関節の形が若干定まらないですが少しスマートになったような気がします。

さて改めて、仕上げた絵のラフを見てみると最初から着地点を意識した線を引いてる感じがする。ラフを描きつつも、頭の中で見ているのは仕上げた後の絵。
対してスケッチで見ているのは目の前の実物や写真。目の前の物を線に変換する「作業」がメインだからその先への足がかりにはなかなかならないみたいです。
スケッチを下書きに使うのは現時点ではあまり得策ではなさそうです。仕草やたたずまいとの研究とかプロポーションのアタリにはなりそうですが。スケッチはスケッチであり、ラフはラフと言えそうです。

他の方はどんな意識で描いてるのかな~

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