埼玉県こども動物自然公園のZOOミーティング(7/26)でダマラランドデバネズミの解説を聞いてきました。
動物園では「ダマラランドデバネズミ」として展示されていますが標準和名は「ダマラデバネズミ」。ハダカデバネズミと同じデバネズミ科とされていますが近年はハダカデバネズミはハダカデバネズミ科として独立させる説もあります。どちらにせよハダカデバネズミは他のデバネズミより早くに分岐した種であることは間違いないようです。
さてダマラランドデバネズミは2024年11月に熊本大学から埼玉にやってきて初展示となっている種類です。熊本ではハダカデバネズミと近い社会性を持つ動物としてその生態が研究されています。ハダカデバネズミとの違いは、ハダカじゃない(毛が生えてる)ことと、頭にある毛の模様、そしてハダカデバネズミよりも結構でかいことです。
ハダカデバネズミ同様に口からは前歯が飛び出ていて、この歯でトンネルを掘り進むのだとか…。両者ともアフリカ大陸に分布しますが、住んでいるのはアフリカ内の別々の地域です。
そのほかにもいろいろな特徴(オスの方が大きい、生まれたては毛がない)や子育ての様子などを聞くことができました。
地面の中に住む普通にしてたらほとんど目にすることはできない動物。動物園に行った際は注目してみては?
ダマラランドデバネズミを展示しているのは埼玉県こども動物自然公園と熊本市動植物園の2園だけです(2025年7月現在)。